2009/01/22(木)
少し薄暗い図書館の中。書物の圧倒的な量塊が、ひっそりと息づいている。この空間が好きだ。「図書館──または宇宙」とはボルヘスの『バベルの図書館』。
人間が、長い年月かけて、残してきた言葉の集積。整然と並んだ本棚の間をぼんやりと歩いていると、迷宮に彷徨い込んだような気になる。書架の反復が、空間を無個性にし、こことそこの区別を失わせるのだ。ある書架の前を通り過ぎると、また別の書架が現れる。その繰り返し。迷宮の本質は無限の反復である。
ボルヘスを代表に、図書館と迷宮は我々の想像力の中で親和的に連結する。そういえば、エーコの『薔薇の名前』の書庫も迷宮だった。
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Tail-Lagoon @ 17:44
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