2010/02/04(木)
カテゴリー: 読書記録 |
Tail-Lagoon @ 12:05
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「さあ、一緒に出かけて、生命を不必要な危険にさらしていただけないかしら。もしも生命になにかの価値があるとしたら、生命は無価値だということこそ、その価値なのね。自由に生きる人間は死ぬことができるという言葉があるでしょう」
(『アフリカの日々』イサク・ディネセン 横山貞子 訳)
危険だけれどなさねばならない何かの仕事を、もしこんな風に誘われたら、ちょっと断り切れないよね。
カテゴリー: Short Quote | タグ: 自由
Tail-Lagoon @ 11:59
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創造は破壊にむすびついている。古代オルメカの伝説では、ジャガーが宇宙を生み、またむさぼり食う。
(『歌の祭り』ル・クレジオ 管啓次郎 訳)
宇宙・世界の創世は神話につきものだが、生み出した宇宙を貪り食うとは驚愕である。これはどんな伝説だろうか。
カテゴリー: Short Quote | タグ: ル・クレジオ, 創世, 神話
Tail-Lagoon @ 11:53
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2009/12/31(木)
カテゴリー: 読書記録 |
Tail-Lagoon @ 00:00
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2009/12/23(水)
アルゴスと私は別々の宇宙に属している、知覚は同じなのだが、アルゴスは知覚したものを違った風に結び合わせ、それによってべつの物体を作り出している。いや、彼にとっては物体といえるようなものは存在しない、あるのは瞬間的な印象の連続的で目くるめくような組合せだけなのだと考えた。記憶も時間もない世界を思い浮かべ、名詞をもたない言語、非人称動詞、あるいは不変化の形容詞からなる言語の可能性を考えた。そうしているうちに日がたち、年月がたっていった。
(『エル・アレフ』「不死の人」 ボルヘス 木村榮一 訳)
I reflected that Argos and I lived our lives in separate universes; I reflected that our perceptions were identical but that Argos combined them differently than I, constructed from them different objects; I reflected that perhaps for him there were no objects, but rather a constant, dizzying play of swift impressions. I imagined a world without memory, without time; I toyed with the possibility of a language that had no nouns, a language of impersonal verbs or indeclinable adjectives. In these reflections many days went by, and with the days, years.
(THE IMMORTAL by Jorge Luis Borges. Translated by Andrew Hurley.)
カテゴリー: Short Quote | タグ: ボルヘス, 認識
Tail-Lagoon @ 23:40
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2009/10/27(火)
O God, I could be bounded in a nut shell and count myself a king of infinite space, were it not that I have bad dreams.
なにを言う! このハムレット、たとえ胡桃の殻のなかに閉じこめられていようとも、無限の天地を領する王者のつもりになれる男だ。悪い夢さえ見なければな。
(福田恆存 訳)
なにを言う、このおれはたとえクルミの殻に閉じこめられようと、無限の宇宙を支配する王者と思いこめる男だ、悪い夢さえ見なければ。
(小田島雄志 訳)
(『ハムレット』第2幕第2場 ハムレットの台詞)
ところで、胡桃は人間の脳髄と形状が似ている(16世紀のエピステーメー「相似」により、胡桃は頭部の治療に用いられたと、フーコーが報告している)。ぼくらは脳という胡桃の小さな殻の中に閉じ込めれているが、しかしこの胡桃はまた無限の宇宙をも内包しているのだ。
ついでに書いておけば、ハムレットのこの台詞は、”To be, or not to be…” 同様に、かなり有名なものらしく、様々なところで引用されているのを見かけた気がする。正確なところは全く覚えていないのだが……。
カテゴリー: Short Quote | タグ: シェイクスピア, 世界
Tail-Lagoon @ 23:23
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2009/10/16(金)
ローマ皇帝の狂気を題材にした文学作品を、ぼくは今のところ三つだけ知っている。そしてその三つとも、それぞれに特異で、重要な作品だと思う。
補足
もちろん、文学作品は史実に忠実である必要などない。実際、これらの作品がどこまで史実と合っているのか、あるいは食い違っているのかということを、ぼくは知らないし、知ったとしても気にはしない。(更に言えば、<史実>なるものもまた、それほど信用できるものではないとも考えている。歴史なんて、案外あやふやなものに違いない。その場に行って自分の目で見てきたのでもない限り、そうそう鵜呑みにはできないよ)
カテゴリー: Collect | タグ: アルトー, カミュ, 狂気, 辻邦生
Tail-Lagoon @ 02:43
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2009/10/09(金)
頭のなかにあることが、言葉を伴わない形状や色、質感と化す夢のなかであれば、アイザックはそのものの正体をよく理解できるのだった。
夢のなかで、惑星や生物はとりとめのない思考のように姿を現わし、無視されるか記憶にとどまるかしたあと、思考と同じように展開していった。眠っている彼の心は、宇宙に似た活動をしていたのだが──ほかにどんな活動ができよう?(『無限記憶』 R・C・ウィルスン 茂木健 訳)
カテゴリー: Short Quote | タグ: ウィルスン, 認識
Tail-Lagoon @ 23:15
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2009/09/13(日)
ムウサ(詩歌女神:ミューズ)の言葉
私たちは たくさんの真実に似た虚偽(いつわり)を話すことができます
けれども 私たちは その気になれば 真実を宣べることもできるのです(『神統記』 ヘシオドス 廣川洋一 訳)
カテゴリー: Short Quote | タグ: 書物
Tail-Lagoon @ 00:00
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2009/09/07(月)
もちろん、古くからの誤った認識を捨て去って、新しい考えを受けいれるのは、決して容易ではない。ガリレオがピサの斜塔は振り子であることを証明したとき、科学者たちは彼を痛烈に非難した。人類の祖先はビーグル犬だというダーウィンの革命的な新説にも、科学者たちは嘲笑を浴びせた。エディソンの電球のアイデアを聞いて、彼らは抱腹絶倒した。はるかに時代の先を行く輝かしい着想は、つねにそんな仕打ちを受ける運命なのである。
(『蒸気駆動の少年』「神々の宇宙靴──考古学はくつがえされた」
スラデック 柳下毅一郎 編 浅倉久志 訳)
カテゴリー: Short Quote | タグ: スラデック
Tail-Lagoon @ 19:12
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