2006 9月の記事

イナエリア族の神話 »

 地球表面の7割は海だ。それに最近は土壌の塩化も進んでいる。つまり地球というのはかなりしょっぱい惑星なのだ。
 酒のつまみにはもってこいの塩加減なので、実際、超巨人族のイカデカバ神は、一杯やりながらこの星をしゃぶるのが大好きだ。ちょうど日本人が好んで梅干しをしゃぶるようなものだ。
 時々、雲もないのに雨が降ってくることがあるが、あれは実はイカデカバ神の唾液なのである。

 ※イカデカバ神は、イナエリア族の酒神であり、ディオニュソスの遠い子孫にあたるとされている。

Tail-Lagoon @ 19:47   |   PageUp

永劫回帰と永久機関 »

 永劫回帰をひとつの永久機関だと考えてみよう。途方もなく巨大な系だが、それでも完結した閉鎖系のなかでの自足した機械の振る舞いとしてモデル化することは可能な筈だ。
 完全な閉鎖系において、外部へのエネルギー流出を考慮する必要がない(なぜなら外部は存在しないのだから)とすれば、あとは系内部のエネルギー変換効率のみ考慮すればよい。この場合、エントロピーの増大だけが、結局問題になってくる。100%の変換効率(エネルギー損失ゼロ)を実現できた場合にのみ、エントロピー増大率ゼロという夢の機関を達成できるのだ。

 と、この宇宙を構成するウロボロスは、そんなことを考えながら、相変わらず自分の尻尾を喰らい続け、その驚異的な消化能力と再生能力によって、正確に喰った分の欠如を補い続けていた。自己を丸呑みし続ける自己の完全再生。ウロボロスには、得るものも喪うものもない。あるのは永劫の食餌行為だけ。

Tail-Lagoon @ 19:45   |   PageUp