路地裏に堆積する闇。その闇の底に一匹の猫がうずくまり、真円に見開いた黄金の瞳でじっと辺りを窺っている。背を丸め、影をまとい、大気に同化して、存在の一切、その黒いかすかな気配、その細く鋭い呼吸を楽々と気流に溶け込ませ、次なる一瞬の跳躍のために力を漲らせ、張りつめている。対流の僅かな変化に敏感に反応しながら、見えない獲物を待ち構えて電位を上げてゆき、時折その体表に(迂闊にも)青白い火花を迸らせる。

Tail-Lagoon @ 00:00

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