私は夜の世界の住人だ。私がどれほど太陽と雲と青空と海を愛していようとも、しかしそれ以上に私は夜を愛している。夜の闇は世界の全てを内包している。決して明るみに曝されず、ただ密かに事物は闇の中を漂い、時々淡い光を放って、僅か一瞬我々の注意を引いたかと思うとすぐにまた消え去り、沈潜してしまう。何もかもが静かに謎めく。静けさ──これがキーワードだ。雑音を取り払われて精神は冴え渡り、静かに興奮し、静かに熱を帯び、静かに発狂する。事物の輪郭が静かに現れ、静かに消える。そして命も。それが夜だ。私の夜。私が本当に棲息している場所はここにしかない。どれほど私が夜明けを、最初の曙光を待ち侘びようと、どれほど日没を惜しもうと、しかし一旦夜がやって来さえすれば、もう私はどっぷりと夜に浸かり、夜の虜囚となって、それ以外の世界など在り得ないかのように振る舞い、日向を忘れ去ってしまうのである。

Tail-Lagoon @ 00:00

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