2011/04/14(木)
雨が去る。季節の地下。動輪は重く、萎びたかいなを半島に回す。法と国家と戦争によって、順路は迷い、星と洞窟と火山によって、航路は黒い。眼窩の奥で燃え立つ墓標が、花と祝杯と抱擁の整列から周波数を切り替える。城と一筋の踝とウミウシの戯れる丘を駆け降り、開いた消耗が晩鐘を鳴らす。やがて、海溝とざわめく月が太陽風の到来を告げる。拾い集めた夢の言葉はすべて、地殻の奥に埋めてしまえ。夜毎、不眠の夢魔を伴ってたちのぼってくるがいい。振動は地底の眠れぬ子どもらの呟き。潮がひいてゆくように、時が名残惜しく、悲劇が染み出すように、放射線が日常へと傾斜し、虚偽に浸されて、花が季節を告げる。蒼穹の最も深い淵に投げこんだ嘆きと叫びだけが、暗く鋭い輪郭を亀裂の中に浮かび上がらせ、威圧的に日没を告げる。海底を彷徨いながら、降り注ぐ僅かな陽光に古い眼差しを…
結局、言葉は常に不足するほかない。隙間は、水と大気と色彩と星光と体温で埋められる。または笑顔とか。
Filed under: poetry |
Tail-Lagoon @ 23:23
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